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Section 6
translator' memo
Virtues of the Heart
Chapter28 ではWMファンにはすっかりお馴染みになった「ハートの美徳」が登場します。
おさらいを兼ねて、オリジナルの単語をご紹介しますと、
Six heart virtues:
appreciation,
compassion,
forgiveness,
humility,
understanding,
valor.
感謝、同情、寛容、謙虚、理解、勇気 をそれぞれの美徳の訳語とさせて頂いています。
この六つのハートの美徳が、本作品においてもキー・コンセプトとなっておりますので、今回はこれらの美徳の概念について少し補足させて頂きたいと思います。
それぞれの美徳に関する詳細な説明が「アート・オブ・ジュヌイン
─ A Spiritual Imperative」や「living from the heart ハートの美徳の実践」でなされておりますので、再読されることをお勧めします。
これらの美徳は、「愛」という誤解された概念をリリカス流に再定義するものですが、リリカスが用いている「愛」とは、一般に用いられている愛の概念とは別種のものであることを認識することが第一歩です。
リリカスの「愛」と一般的な意味での「愛」を区別するために、WingMakers Foundation Japanでは「ディヴァイン・ラブ」(神の愛)という表現を用いています。
「ディヴァイン・ラブ」を一言で言うならば、時空というプリズムによって分離した、六つのコアとなる感情周波数が、再び融合したものです。
ハートの美徳の中で、やや解釈が難しいのは「勇気」の美徳と「同情」の美徳ではないでしょうか。
勇気のオリジナルの単語は、valor となっているのが面白いです。勇気という感情周波数を表現する単語は他にもあるわけですが、この単語を用いた理由を憶測すると、スペリング上の様式美と、そのラテン語の語源の意味である「力」にあるのではないかと個人的には感じています。
行動に移すための「力」がこの美徳の簡潔な定義であると言えるのかもしれません。
valor は勇気の他にも、ポルトガル語などのヨーロッパ系の言語では「価値」という意味があるそうです。
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