WingMakers Foundation Japan 第四回提供作品 「living from the heart ハートの美徳の実践」
進化を続ける現代の神話 ウイングメーカー
2007年8月、Event Temples.com という名のサイトが開設された。
http://www.eventtemples.com/
イベント・テンプルは、WingMakers.com をファースト、Lyricus.org をセカンドとした場合、リリカス・ティーチング・オーダーのサード・プロジェクトに位置づけることができよう。
リリカス・ディスコース以降、ウイングメーカー・マテリアルの情報公開の性質が膨大な知識体系の陳列から、徐々に実践的なアプローチの様相を呈してきた歴史があるが、イベント・テンプルは人類の意識シフトに関する実践的メソッドに特化したサイトに思われる。
人類の意識シフト
エネルギーグリッドの模式図。個別化されたスピリットの量子構造を示すと考えられる。一般的にマカバと呼ばれるが、WMではホールネス・ナビゲーターが対応する用語だ。
ウイングメーカーが目下進行中の次元シフトに大きな関連を持っていることは明白であるが、これまでのところ具体的/実践的な方法論は不明瞭なままだった。
本論文は、その間隙を補完し、人類の意識シフトに主眼を置くものだ。
ウイングメーカーが1998年11月にネット上に出現して以来、これまでに世界中から実に87万5千人ものユニーク・ビジターの訪問を受けてきたことが、この情報に対する人々の関心の高さを雄弁に物語っている。
その一方で、異様な情報公開の在り方の故に、常に真贋論争の的になってきたのも事実だ。
本論文内で「不可知論」という言葉が象徴的に使用されている。これはウイングメーカーのフィロソフィーを生きることがどのような意味をもつのか、それを如実に表現しているように思えてならない。
21世紀のクォンタム・コミュニティの誕生
イベント・テンプルがウェブサイトの設立を宣言し、わずか1週間で全世界から1300人を超える新規登録者を獲得したと発表されたが、その公開のメソッドが斬新だ。
このような方法でウェブサイトの視聴者の分布を視覚的に示した例は珍しい。
あたかも地球を取り囲むエネルギー・グリッドを想起させる。これは一種の地球規模の意識ネットワークだ。
人間の意識が地球の磁場に影響を与えることを示す科学データが存在する
このオンライン論文は、著作権者であるマーク・ヘンペル氏とジェームズの強い要望により、無料公開が実現した。
WMMの日本での版権元であるVOICE Incの寛大な判断に、ここに改めて感謝と敬意を表したい。
本論文はひとりでも多くの人々に読まれることを希望され、オリジナル言語である英語の他に現在9ヶ国語の翻訳プロジェクトが行われており、完了したものから随時公開されている。
読者諸氏には、WM神話に不可分な疑念の闇を超え、ハートの美徳を実践することでそのフィロソフィーを生き、人類へのエネルギー的貢献の質を高めてくださることを切に希望している。
それが、本プロジェクトにおける訳者としての最大の願いである。
参考図書
本論文の原題がドランヴァロ・メルキゼデク氏の『Living in the Heart』に酷似していることが話題となっている。
(邦題『ハートの聖なる空間へ』 鈴木真佐子訳 ナチュラルスピリット刊)
これは両者の著作が共に、心臓(ハート)の量子世界の対応物(WMではそれを「エナジェティック・ハート」と呼んでいる)に主題を置いており、ドランヴァロの作品が、本論文の深い理解を得る上で、極めて有用な参考図書として読まれることを暗に推奨しているものと私は推測している。(これが本当だとしたら、天才的な方法だ)
本論文の本質は、ひとことで言えばフィールド(量子場)と意識の相互作用を、現代のターミノロジーをもって説明を試みた多次元リアリティの哲学的科学論文であり、その表現はWMフィロソフィーなどと比較して平易であるものの、マインドで理解するのは決して容易ではない。
この視点から改めて論文の原題を眺めると実に興味深い。
ジェームズの意図を汲み、理解の助けとなると信じる参考図書を紹介しておきたい。
最新の正統物理学、フロンティア・サイエンス、ニューエイジ/超心理学の各分野がWMの多次元リアリティの概念と共鳴していることに気づくだろう。
ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く
リサ・ランドール著 塩原通緒訳 NHK出版刊
フィールド 響き合う生命・意識・宇宙
リン・マクタガード著 野中浩一訳 河出書房新社刊
ハートの聖なる空間へ
ドランヴァロ・メルキゼデク著 鈴木真佐子訳 ナチュラルスピリット刊
感情のセルフ・マスタリーが円滑な次元シフトへの最大のカギだ |