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Section 7
translator' memo
Aouter teaching and an inner teaching; a
church within a church
Chapter 34 Temples of Infancy(訳題:初りの寺院)では、地下神殿にヒューゲリットが連れていかれる場面が描かれています。
地下神殿において、彼は教会が二重の教え---外側の教えと内側の教えを持っていることを知らされます。教会の内側に、別の、もうひとつの教会が存在すると。
「その内側の教えに触れる幸運に浴した者たちは、異なった気づきの中で生きている。しかし、その気づきは外側の教えを受けているものとは共有することができない。それは、教会を構築してきたあらゆるものを弱体化させるだろう」
この言葉を読んだとき、ウイングメーカーが何度も何度も、脱皮を繰り返すように姿を変えていったことを私は思い出しました。
ある時、突然、ジェームズが現れて、ウイングメーカー神話をある意味において破壊し、またある時は、突然に「プロジェクト・キャメロット・インタビュー」が現れて、それまでのウイングメーカーの世界観を完全に変えてしまったことを思い出しました。
このウイングメーカーの変遷の中における、「アンダーソン/アン・ヴァージョン」から「ネルダ/サラ・ヴァージョン」への変化、「ネルダ・インタビュー4以前」と「ネルダ・インタビュー5」への変容になぞらえることができると感じたのです。
この変遷において、私も世界中のWMファンと共にすべての放浪を経てきました。
そして今、読者の皆さんとドールマン・プロフェシーの世界を旅する中で想うことは、リリカスの教えは本質的には何も変わっていないということでした。
マテリアルの目的は、人類全体としては、グランド・ポータル発見の支援、個人としては、サヴァリン・インテグラルの意識への接触です。
目下、ハートの美徳の実践が推奨されているわけですが、本質であり、肝となるものは、「サヴァリン・インテグラルの生命原則」なのだということ改めて実感します。
そして、決してショートカットは存在しないということを。
クォンタム・ポーズやハートの美徳の実践に明け暮れながら、折に触れてウイングメーカー・フィロソフィーを再読してみると、思わぬ発見に驚きます。
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