私の意見では、「
Hugelitod」の語末の「d」はフランス語風に黙字とし、発音しないと、そこにこの名前の謎を解くカギがあるように感じています。

Gounod(グノー)
Loriod
(ロリオ)
Martinod
(マルチノ)
Mermillod
(メルミヨ)
Monod
(モノ)
Nicod
(ニコ)

などのフランス人の名前の最後の「
d」は発音しません。(ちなみに、上記の名前はすべて姓です)

つまり、「
Hugelitod」という名前のサウンド・ヴァイブレーションは、「ヒューゲリット」と読むことが十分可能なのです。

そして、このサウンド・ヴァイブレーションを、英語に再変換すると、「
huge + lit」という文字に置き換えることができます。
huge」(ヒュージ)は、「巨大な」という意味で、「lit」は「light」の過去分詞であり「灯された」とでも訳すことが可能でしょう。

つまり、この名前は「巨大な灯(ともしび)」あるいは「巨大な光」(
Huge-light)と解釈することで、物語における彼の役割と完全に共鳴します。

最後に、畏友であり私のメンターであるクリストファー・ロック博士にこの私の解釈に対する意見を求めたところ、補足として「
Huguenot」(ユグノー)という単語とも大きな関連性があると指摘してくれました。

また、「
Hugelitod」という名前は「Karnomen」(カルノメン)という名前とセットにして考察することも重要であるとの助言を頂いています。

ロック博士のコメント文を紹介しますので、英語に自信がある方は、是非お読みになってみてください。

http://wingmakers.jp/Hugelitod%20and%20Karnomen.pdf