WingMakers Foundation Japan 第八回提供作品 「アート・オブ・ジュヌイン ─ A Spiritual Imperative



想念システムとは、ヒエラルキーという「風」によってソースリアリティの「枝」から切り離されたクモの巣の糸のようなものである。

ソースリアリティは、あなた方の想念の中では「無条件の愛」として表現されている。

そして、あなた方の想念システムのすべての次元において、ジェネティック・マインドを通じてソースリアリティとつながっているのは、その一本の糸なのだ。

                             ─WingMakers' Philosophy Glossary The Genetic Mind

Divine Love 時空世界における「神の愛」の定義とは?

古今東西の宗教、スピリチュアルな書物の中で幾度となく説かれてきた「神の愛」。

それはしばしば、「キリスト意識」、「仏性」、「無条件の愛」といったものと結び付けられてきた。

時代や文化背景によって様々な解釈をされてきたこの概念を、あなたは明確に定義できるだろうか?

リリカス・ティーチング・オーダーは、現代の想念システムの中に古代の叡知を鮮やかに再結晶させる。

愛とは、現代において最も誤解されている概念のひとつである。

その真の姿はマルチバース最高の「知性」であり、「ユニティの領域」を通ると、ちょうど太陽の光がプリズムによって多彩色のスペクトルに分かれるように、6つの感情周波数、すわなち「ハートの美徳」に変化するという。

言い換えるならば、「神の愛;ディヴァイン・ラブ」とは、私たち人間の表現の中では、感謝、理解、謙虚、同情、勇気、寛容という6つのコアとなる感情の周波数に分離したものなのである。そしてそれが融合したものが「神の愛」なのだ。

光の感触─ディヴァイン・ラブ
ユニティの領域へのアクセス

セルフ(ソウル)の世界との融合は、形態の世界の中では実に様々な呼ばれ方をしているが、究極的にはハートの周波数を生き、6つのハートの美徳を収斂させることによって、それは達成されるとジェームズは説く。

ここに、ファーストソースのブループリントの真の平等を感じることができる。

セルフへのアクセスは、特定の文化、宗教、教義に占有されない。

つまりそれは、洋の東西、教養の程度、人種や肌の色、そして信仰の有無さえも無関係なのだ。

6つのハートの美徳を、心で想い、肉体をもってそれを誠実に表現する。
それが、「純真の技法」─アート・オブ・ジェヌインである。

6つのハートの美徳がバランスし、感情のセルフマスタリーが達成されたとき、あなたは「ユニティの領域」を通って、ファーストソースの純粋な意識次元、ソースリアリティへとつながることができるだろう。

そして、それが叶ったとき、あなたは現実にただ共同反応するのではなく、リアリティの創造者となることができるのだ。



参考図書
私たちが抱える様々な問題は、最終的に人間関係論に極まる。

「アート・オブ・ジェヌイン」は、日々のすべての瞬間をハートの美徳の実践のアリーナとするものだが、読者諸氏には、もっと具体的で社会通念とフィットする視点が必要な方や、もっとエソテリックな視点を求めている方がいらっしゃることと思う。

ここに、アート・オブ・ジェヌインの理解を深め加速させる参考図書を紹介しておきたい。
マスタリーには両方の視点が必要となるだろう。

人を動かす 新装版
D・カーネギー著 山口博訳 創元社刊

黎明〈下巻〉
葦原 瑞穂著 太陽出版刊
ソウル─それはファーストソースが多次元宇宙を経験するためのプリズムだ